あなたの願いを叶えましょう
富樫は無言のまま、PCの蓋をバタリと閉じて、デスクに備え付けられた引き出しをガラリと開けると、中から黒革の鞄を半ば無理矢理とりだした。
「おおおおおつかれ」
どもりながらも挨拶すると、小走りで慌ててオフィスを後にする。
「おい、シャットダウンはしなくていいのかよ!」
後ろ姿に声を掛けるが返事が返ってくることはない。
逃げられたか……
俺は小さく舌打ちする。
椅子の背もたれに富樫の愛用しているフリース生地のモコモコしたピンクの膝掛けがかかっている。
花のような甘い香りを思い出し、思わず手を延ばしたが、匂いを嗅いだら完全に変態なので、ぎゅっと拳を握り閉めた。
「おおおおおつかれ」
どもりながらも挨拶すると、小走りで慌ててオフィスを後にする。
「おい、シャットダウンはしなくていいのかよ!」
後ろ姿に声を掛けるが返事が返ってくることはない。
逃げられたか……
俺は小さく舌打ちする。
椅子の背もたれに富樫の愛用しているフリース生地のモコモコしたピンクの膝掛けがかかっている。
花のような甘い香りを思い出し、思わず手を延ばしたが、匂いを嗅いだら完全に変態なので、ぎゅっと拳を握り閉めた。