あなたの願いを叶えましょう
そしてこのチャラチャラした兄では、育児の手伝いなんて出来ないだろうから、一家の大黒柱として清美さんがバリバリ働くことも難しい。

俺は彼女から女性としての幸せを奪ったのではないか。

日々痩せて行く清美さんを見ていると、そんな罪悪感を覚えた。


そして頑張り続けた清美さんは無理が続き次第に体調を崩すようになる。

先日、一緒に外出した時に清美さんお気に入りの定食屋さんに入り、お気に入りのミックスフライ定食を張りきって注文したが「身体が受け付けない」といってご飯をおかわりしなかった。


その時に感じた不安が今日現実のものとなる―――
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