君に触れたい……。
「……取り合えず、行ってみよう? きっと楽しい思い出だって、あるから……。思い出せるようにさ。ね?」
「鈴…君……」
涙が流れる。
透明な雫が、雪の白い頬に跡を残す。
「……ありがとう……、鈴君」
✳ ✳ ✳
雪の案内で向かったのは、川沿いにある住宅街。
「鈴…君……」
涙が流れる。
透明な雫が、雪の白い頬に跡を残す。
「……ありがとう……、鈴君」
✳ ✳ ✳
雪の案内で向かったのは、川沿いにある住宅街。