スキ・泣き・恋
花火大会当日〜




「和泉ちゃん、遅いね…!」




「多分、あの子の事だから迷子になってるのかも…!」



花火大会当日の日、心次、俺、岡下、和泉で行く事になった…。





もちろん、和泉にはこいつらが来ることは話てない…。





「ごめーん!
遅くな…って!」





「遅いよ…。安梨!」






やっぱり、こいつ!



岡下達がいるから、びっくりしてるな…。






「じゃ、揃ったし。
屋台に行こうか?」





「そうだね…!」





和泉、めっちゃ俺を睨んでるし…。





「…!」





心次、岡下は楽しそう…。







でも、和泉はやけに大人しいし…。




しかも、心次と岡下を見てる…。





「お前、心次の事…!」





聞いてないし…。






「安梨〜!」





岡下は元気だな…。






「次、たこ焼き食べに行かないか?って心次君が言ってるけど、行く?」





「う、ううん?
私はいいから、美愛は食べといで…!」




「…そう?
じゃ、行ってくるね!」







和泉は行かないのか…?






「お前は行かないのか?」






食いけ派と思ったんだけど…。






「行かない…。
ってか話かけないで…!」






黙ってた事怒ってるしこいつは…!







「悪かったって…!」




機嫌直せよな…!






「そうだ、来い…。」




「ちょー。何よ!」




せっかくのお祭りなのに、常てても仕方ないだろ…!






「お前、何色がいい?」





ヨーヨーだけは小さい頃から得意だった…。






「ぁか…。」




きこえないし…。






「何〜?」





「赤がほしい…。」





最初から素直になればいいのに…。










< 68 / 209 >

この作品をシェア

pagetop