スキ・泣き・恋
「取れた〜!」




「あり…!」




「有難うだろ?」




たく…。



少しは嬉しそうな顔しろよ…。








「有難う…!」







おっ!






「素直でよろしい…。」








少しは笑ったな…。








グゥ〜。






「ワッハハ〜!」








和泉のお腹って食い助け〜。







「うっ〜。
笑わないでよ…。」







ヨーヨーと一緒で赤くなってる…







「何か食うか?」






「食べる…。」







笑われたのがよほど、悔しいのか焼きぐいを始めた和泉…。








「そんなに食うと太るぞ!」






たこ焼きに、フランクフルトにあんみつまで食べてる…!






「大丈夫だょ…!
私、食べても太らない体質だから…。」






「ワッハハ」






やっぱり、和泉ってオモローい。








「プゥ〜。
フン!」









又怒った…。







和泉といると飽きねぇ〜。






「せっかくの祭りなのに、怒ってると楽しくなくなるぞ!」







からかうの、ここまでにしとこう…!







「誰のせいよ…。」







はい、はい。






「俺が悪いごらいました…。」






「ホントに反省してる?」




いつもの和泉に戻った…。







「してる。
してるから、機嫌直せよな!」






本当はまだいじめ足りないけど…!






「…。」







黙った…。









ーーーーーーーーーー









何でそこで黙ったままなんだよ…!






本間に…。









ーーーーーーーー











黙って、あんみつ食べてるし…。






ーーーーーーーー








「それにしても、心次達どこに行ったんだろぅ?」







はぐれんなよな…。


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