スキ・泣き・恋
安梨〜





葉山君って私と2人の時は意地悪なんだな〜!





「心次の奴遅いなぁ〜!」




奈多君に多分ラインしてるんだろうなぁ〜?









「葉山君…。
葉山君じゃない?」







誰?








「黒木」





知り合いなのかな!?








「久しぶりだね…!」






仲が良さそう…。







「…まぁな!
黒木だって、相変わらずだな…。」







「当たり前よ…。」






私のことは無視かい?







「あーの!?」








「あっ!
悪い…。こいつは幼じみの黒木帆野加」





幼じみなんだ…。








「こんばんは!」






綺麗…。




モデルみたい…。







「こいつは…」






「和泉安梨です!」







私を上から目線で見ないでほしい…。







「へー。
案外葉山もお子様の子が好みなんだ…!」





むっ。






どうせ、私はお子様ですよ…!







「帆野加〜」






お友達が呼んでる…!







「じゃ、呼んでるし行くね…。」







私にはニコって笑ってる…!







完全にバカしてるな…!










「あいかわずだな…!黒木は…。」







葉山は黒木さんの事…。








「いた〜。
葉山〜!」






奈多君だ…!








「あれ?
心次1人か?」






美愛がいてない…。








「美愛は?」







黙ってる…。







「お前、あの事話したのかよ?」






あの事ってまさか?







「あぁ〜!
話したら、怒って帰った…!」






「何やってるんだよ。お前は!
なぁ〜!」







「仕方ないだろ?
親の言いなりになるまで、静奈が他の女と付き合いたいだろ?って言われて…!」








それで、美愛を選んで付き合ってたんだ…。








「パッチン!」







私、奈多君を叩いちゃた…!






「おい。
和泉…。」








美愛を探さないと…。







「待てよ…!
どこに行くんだよ…。」







葉山君も走って追いついて来てくれたんだ…!





「美愛を探しに行く…。」




美愛の事心配だもん…。








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