記憶の中で生きる君へ、この空に誓う
「……チッ……邪魔だな」
ービリッ
痛い……痛いっ!!
何だろう、この人の感情……すごく、暗くて痛いっ…。
なんなの、この人……。
『憎しみ』『妬み』に近い……だけど、型に当てはめられない、ドロドロとした感情。
「はぁっ、はぁっ……」
呼吸が苦しい。
この人の傍に、これ以上いたくないっ……。
「あ?お前………その目……。ククッ、あー、うちの学校の化け物かぁ!」
「っ!!」
ー化け物。
私の瞳の色を見て、学校の噂を思い出したんだろう。