デブスの不思議な旅 ~恋と変と狂愛?と~
ふと見ると、城壁を貫く門の所に、以前のようにシュリの愛馬が繋がれている。
ヒン、と鼻を鳴らし、そっと桜に近づく。
少し悲しい笑顔で、リーの鼻面をなでてやった。
「……また、会えるかな……リー」
ぽつんとつぶやく桜の言葉に、シュリは苦しく目を細め、横を向いてうつむいた。
手綱を握り、ゆっくりと歩き出す。門の中は相変わらず不気味に音を反射していた。
だんだんと、その出口が見えてくる。そこを出たらシュリと別れるのだと思い、桜は小さくため息をついた。
その時静かにシュリが口を開いた。
「お前に振られることも辛いけど……これまでの関係じゃいられなくなるのも、辛いな」
城壁のトンネルに反響して、いつまでも耳に残る。
「はい……」
桜もうなずいた。
そしてついにトンネルを抜け、城壁の前の林に出る。
「でも、お前の選択だ。後悔しねえんだろ」
ぼそっと言い、暗い笑顔で桜を見た。
彼女がうなずくのを見て、馬に飛び乗った。
「あれ、シュリさん。堀を渡るまで馬には乗れないんじゃ」
その桜の言葉が言い終わらないうちに、シュリが馬上で言った。
「……そして、これは俺の選択だ。後悔なんかしない」
言うが早いか、身をかがめて素早く桜の腕と背中をつかみ、グイッと持ち上げて馬に乗せた。
ヒン、と鼻を鳴らし、そっと桜に近づく。
少し悲しい笑顔で、リーの鼻面をなでてやった。
「……また、会えるかな……リー」
ぽつんとつぶやく桜の言葉に、シュリは苦しく目を細め、横を向いてうつむいた。
手綱を握り、ゆっくりと歩き出す。門の中は相変わらず不気味に音を反射していた。
だんだんと、その出口が見えてくる。そこを出たらシュリと別れるのだと思い、桜は小さくため息をついた。
その時静かにシュリが口を開いた。
「お前に振られることも辛いけど……これまでの関係じゃいられなくなるのも、辛いな」
城壁のトンネルに反響して、いつまでも耳に残る。
「はい……」
桜もうなずいた。
そしてついにトンネルを抜け、城壁の前の林に出る。
「でも、お前の選択だ。後悔しねえんだろ」
ぼそっと言い、暗い笑顔で桜を見た。
彼女がうなずくのを見て、馬に飛び乗った。
「あれ、シュリさん。堀を渡るまで馬には乗れないんじゃ」
その桜の言葉が言い終わらないうちに、シュリが馬上で言った。
「……そして、これは俺の選択だ。後悔なんかしない」
言うが早いか、身をかがめて素早く桜の腕と背中をつかみ、グイッと持ち上げて馬に乗せた。