【短編】*甘情メランコリー*
「……お前さ、自分のこと嫌いになるとか言うな」
ポツリと言った水樹に視線を向ける。
「あれ、結構ショックだった」
「ご、ごめ……」
「自信持ってよ、お前、誰より可愛いから」
なんで今日はそんなに愛情大サービスしてくれるの?
私が泣いたから?
「突然そんな優しくされると、気持ち悪いよ…」
「ふざけんなブス」
「うるさいよチャラ男」
ああ、久しぶりのこのやりとり。
やっぱり、私たちらしいのはこっちで。
だけどたまには甘い彼もいて欲しい、なんて思った。