MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「忘れられない人って誰なんだよ。俺や棚野が知ってるヤツか?」
私が爆弾発言をしたあとしばらく、窪田さんはそんなふうにしつこく追究してきたけれど。
それは内緒です、と笑ってごまかしておいた。
棚野さんと付き合わないのは、日下さんと付き合いたいからではない。そう誤解されないための発言だった。
だけど思いのほか効果があったようで、窪田さんは日下さんのことはピタリと言わなくなった。
この日の遅番の仕事が滞りなく終わる。
売り上げも順調だったし、レジ締めもピタリとお金が合った。
「お前……大丈夫かよ。送ってってやろうか?」
帰り道、ふたりで駅の改札まで歩いてきたところで、窪田さんが心配そうに言ってくれた。けれど私は笑顔で首を横に振る。
不審者のことを気にかけてくれているのだ。
窪田さんは口が悪くて残念な面があるけれど、こういうときは本当に面倒見がいい。やさしい先輩だと思う。
私が爆弾発言をしたあとしばらく、窪田さんはそんなふうにしつこく追究してきたけれど。
それは内緒です、と笑ってごまかしておいた。
棚野さんと付き合わないのは、日下さんと付き合いたいからではない。そう誤解されないための発言だった。
だけど思いのほか効果があったようで、窪田さんは日下さんのことはピタリと言わなくなった。
この日の遅番の仕事が滞りなく終わる。
売り上げも順調だったし、レジ締めもピタリとお金が合った。
「お前……大丈夫かよ。送ってってやろうか?」
帰り道、ふたりで駅の改札まで歩いてきたところで、窪田さんが心配そうに言ってくれた。けれど私は笑顔で首を横に振る。
不審者のことを気にかけてくれているのだ。
窪田さんは口が悪くて残念な面があるけれど、こういうときは本当に面倒見がいい。やさしい先輩だと思う。