MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
やっと少し会話が繋がった。そう思うと嬉しくて笑顔を引っ込めることができなくなった。
しかし、目の前の男性はまったく笑っていない。
「雨男や雨女って暗い人間ばかりなのかと思ってた。俺も明るいほうじゃないから。こんなに元気で明るい雨女がいるなんて驚いたんだ」
驚いたのならもっとビックリした顔をしてもいいのにと思ったけれど、それはさすがに言えなかった。
自分と同じように雨に好かれている人に会うのは初めてだったから、私は自然とテンションが上がってしまう。
「もしかして子供のころ、急に遠足で雨が降ったりしましたか?」
「それは当然のように降った」
「私もです。同じ人がいてなんだかうれしいです! 私、“ひなた”って名前なのに雨女なんですよ。皮肉すぎますよね」
エヘヘと自虐的に笑うと、男性が視線を低くして私の胸元をじっと見つめた。
「梅宮……ひなた…」
どうやら左胸に付けている名札を確認したようだ。
なんの感情も乗せずに私のフルネームをつぶやくと、「たしかに皮肉だな」と納得していた。
しかし、目の前の男性はまったく笑っていない。
「雨男や雨女って暗い人間ばかりなのかと思ってた。俺も明るいほうじゃないから。こんなに元気で明るい雨女がいるなんて驚いたんだ」
驚いたのならもっとビックリした顔をしてもいいのにと思ったけれど、それはさすがに言えなかった。
自分と同じように雨に好かれている人に会うのは初めてだったから、私は自然とテンションが上がってしまう。
「もしかして子供のころ、急に遠足で雨が降ったりしましたか?」
「それは当然のように降った」
「私もです。同じ人がいてなんだかうれしいです! 私、“ひなた”って名前なのに雨女なんですよ。皮肉すぎますよね」
エヘヘと自虐的に笑うと、男性が視線を低くして私の胸元をじっと見つめた。
「梅宮……ひなた…」
どうやら左胸に付けている名札を確認したようだ。
なんの感情も乗せずに私のフルネームをつぶやくと、「たしかに皮肉だな」と納得していた。