MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「君は十分にかわいいし、クサいことを言うけど……俺は君の笑顔を見ているだけで元気でいられる」

 私にはクサいだなんて思えない。すごくすごく感動的な言葉だ。
 そう実感したら、再び涙がポロリとこぼれた。

 私もやっと素直になれる。
 この人に手を伸ばしても、今はもう許されるのだ。 
 臆病風に吹かれていないで、きちんと思いを伝えよう。

 日下さんや奥さんだけではない。
 私もこれから成長して、幸せな人生を送りたい。

「わ、私も……日下さんが好きです。大好きです!!」

 涙声で精一杯、今の気持ちを言葉にする。
 それを聞いた日下さんは、長い腕を伸ばして私を丸ごと抱きすくめた。

「やっと君にこうすることができた」

「日下さん……」

「だから、もう日下じゃないって」

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