MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
「来人さん……私のことも名前で呼んでください」
彼だって、私をいつも“君”という代名詞でしか呼んでくれなかった。
私には梅宮ひなたという名前があるのに、どの呼び方がいいのか彼の中で迷いがあったのかもしれない。
首筋や鎖骨あたりの敏感なところに、彼が執拗にキスを落とす。
いつの間にか着ていたブラウスのボタンは外され、彼の手が胸に触れていた。
「……ひなた……」
囁くように耳元で名前を呼ばれた。その声がセクシーすぎて、脳まで痺れそうだ。
好きな人に抱かれるのは最高に幸せで。
心や身体がが温かいもので満たされていくのだと実感した。