MIRACLE 雨の日の陽だまり~副社長との運命の再会~
早く、とでも言うように、日下さんが右手の手のひらを上にして差し出してくる。
私はあわててバッグからスマホを取り出し、ロックを解除してから彼の手の上に乗せた。
なにが起こっているのか、この展開についていけない自分がいる。
どうして彼の要求に素直に従ったのかもわからない。
そして、私以上に樹里は彼とのやり取りを呆気に取られながら見ているだけだった。
それもそうだ。日下さんのようなイケメンが突然現れて、無表情でスマホを出せと言ってこられたら、何事かと驚くに決まっている。
日下さんは私のスマホを無遠慮に触り、素早くなにか打ち込んでいる。
スマホの中を覗かれるのはすごく恥ずかしいのだけれど。
そう抗議する暇もないほど彼はさっさと操作を終わらせて、私にスマホを返してくれた。
「登録しといた。それが俺の番号だ。今かけてみて?」
液晶画面に表示されている番号を指でタップする。
すると日下さんのスーツの内ポケットに入っているスマホが鳴った。どうやら登録に問題はないらしい。
私はあわててバッグからスマホを取り出し、ロックを解除してから彼の手の上に乗せた。
なにが起こっているのか、この展開についていけない自分がいる。
どうして彼の要求に素直に従ったのかもわからない。
そして、私以上に樹里は彼とのやり取りを呆気に取られながら見ているだけだった。
それもそうだ。日下さんのようなイケメンが突然現れて、無表情でスマホを出せと言ってこられたら、何事かと驚くに決まっている。
日下さんは私のスマホを無遠慮に触り、素早くなにか打ち込んでいる。
スマホの中を覗かれるのはすごく恥ずかしいのだけれど。
そう抗議する暇もないほど彼はさっさと操作を終わらせて、私にスマホを返してくれた。
「登録しといた。それが俺の番号だ。今かけてみて?」
液晶画面に表示されている番号を指でタップする。
すると日下さんのスーツの内ポケットに入っているスマホが鳴った。どうやら登録に問題はないらしい。