遠回りして気付いた想い
あっ…の時の人だ。

今も、忘れずに覚えている。

この人の前だと、素直な亜耶が見れることを…。

何故か、嫌な気配を感じた。

亜耶が後ろを向く。

「亜耶。やっと追い付いた」

って、優しい笑顔を見せるその人。

それは、とても大切そうに愛しい人を見る目だった。

亜耶の家から、ここまで追ってきたって事なのだろうか?

否、それならおかしい。

あの人が、亜耶の家に居て追ってきた事になる。

「遥さん!」

亜耶が、驚いた声を出しながら、迷惑そうな顔をする。

これは、あの人には脈がないなって思った。

それなら、オレにチャンスがあるっとも思った。

あの言葉を聞くまでは。
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