遠回りして気付いた想い
「コクらないのか?」
何時の間にか、順一も隣に来ててそう言ってきた。
「告白紛いの事はしたが、邪魔されそれでお流れ」
オレがそう言うと。
「「マジか…」」
二人の声が重なり、残念そうな顔をする。
「それってさぁ、亜耶ちゃんには、特定の人が居るってことじゃないか?」
義之が、嫌な言葉を発する。
そうじゃないと思う。
あの時も、あの人が邪魔をした。
それって、あの人が亜耶の事を想ってるから、邪魔をしたんだと思う。
そんな事、こいつらには言えないが…。
「オレの事より、お前らはどうなんだよ!」
そうだ、オレの事は別に良いんだ。元々長期戦でいくつもりだったし。こいつらは、どうなったんだよ。
「俺等は、なぁ」
二人は、顔を見合わせて、忍び笑いをしだす。
何だ?
「「上手くいったに決まってるじゃん」」
二人が、声を合わせて言う。
何時の間に…。
オレが絶句してると。
「義之。何、男だけでこそこそしてるの?」
水口が、オレ達の方に声を掛けてきた。
「別に、何でもないよ」
さっきまで、ニヤケてたのに…。
「本当に、順くん」
って、斎藤なんか、順一の袖を掴んでる。
うおー、なんだこれ。
めっちゃ、リア充してる。
オレだけ除け者か?
「うん。単なる恋話だよ。るうちゃん」
何か、一気に雰囲気が甘くなってないか。
何て思いながら、亜耶を見れば何処と無く、上の空っぽいが、どうしたんだ?
亜耶の事が気になり、二組のやり取りそっちのけで、見ていた。
何時の間にか、順一も隣に来ててそう言ってきた。
「告白紛いの事はしたが、邪魔されそれでお流れ」
オレがそう言うと。
「「マジか…」」
二人の声が重なり、残念そうな顔をする。
「それってさぁ、亜耶ちゃんには、特定の人が居るってことじゃないか?」
義之が、嫌な言葉を発する。
そうじゃないと思う。
あの時も、あの人が邪魔をした。
それって、あの人が亜耶の事を想ってるから、邪魔をしたんだと思う。
そんな事、こいつらには言えないが…。
「オレの事より、お前らはどうなんだよ!」
そうだ、オレの事は別に良いんだ。元々長期戦でいくつもりだったし。こいつらは、どうなったんだよ。
「俺等は、なぁ」
二人は、顔を見合わせて、忍び笑いをしだす。
何だ?
「「上手くいったに決まってるじゃん」」
二人が、声を合わせて言う。
何時の間に…。
オレが絶句してると。
「義之。何、男だけでこそこそしてるの?」
水口が、オレ達の方に声を掛けてきた。
「別に、何でもないよ」
さっきまで、ニヤケてたのに…。
「本当に、順くん」
って、斎藤なんか、順一の袖を掴んでる。
うおー、なんだこれ。
めっちゃ、リア充してる。
オレだけ除け者か?
「うん。単なる恋話だよ。るうちゃん」
何か、一気に雰囲気が甘くなってないか。
何て思いながら、亜耶を見れば何処と無く、上の空っぽいが、どうしたんだ?
亜耶の事が気になり、二組のやり取りそっちのけで、見ていた。