遠回りして気付いた想い
中学に入っても、部活の試合、体育祭、文化祭、イベントがあれば、足を運んだ。

応援すると嫌な顔をされるが、それでも構わないと思った。

亜耶の色々な顔が見れるから。

コロコロ変わる表情を見てると、こっちまで元気になれるんだ。

だから、亜耶の両親に。

「亜耶さんが高校を卒業したら、お嫁さんにください」
と頭を下げた。

最初は渋っていた両親も、俺の熱意に負けて許してくれた。

歳は、離れてるが亜耶への想いは変わらない。



あの時から、ずっと亜耶しか見えてないから。
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