クールなCEOと社内政略結婚!?
「なぁ、佐々木。お前のプライドはどこにいったんだよ? 他人のデザインを自分のものにして、そのドレスを身に付ける花嫁に申し訳ないと思わないのか? ウエディングドレスはそんな真っ黒な気持ちでつくるもんじゃないだろ? 少なくとも俺の知ってるお前は、そういうことをはによりも恥じていたはずだ」
孝文の言葉に、雅さんの顔が悲しみで歪む。
「私だって、こんなことしたくなかった。でも……どうして……どうしてその子なの? どうして私じゃないのよっ!」
突然雅さんが大声をあげた。それまで冷静に話していた時とは打って変わって、なにもかもかなぐり捨てたような悲痛な声だった。
「どうしてその子なの? あなたと結婚するのは私だったはずよ。あのとき……私がフランスに行くって言ったときにあなたが止めてくれさえいたらっ」
「雅さん……」
髪を振り乱す姿が痛々しい。こんなに感情をむき出しにした雅さんを見たのは初めてだった。
「どうしてそれをあの時言わなかった? 止めて欲しかったならそういえばいい。期待だけして結局なにもしなかったのは、お前だろう? あさ美は違う。いつもちゃんと自分の正直な気持ちを俺にぶつけてきた。何に対しても真剣なあさ美を俺は好きになったんだ」
孝文のストレートな言葉が私の胸を打つ。いつも私をからかうようなことしか言わなかったのに、こんなところで本音を言うなんてズルい。
隣に立つ孝文の真剣な顔を見上げて、私は心が震えるほど感動していた。どうしてもっと早く彼とちゃんと向き合わなかったんだろう。そうすれば、あんな思いをしなくてもすんだのに。
孝文の言葉に、雅さんの顔が悲しみで歪む。
「私だって、こんなことしたくなかった。でも……どうして……どうしてその子なの? どうして私じゃないのよっ!」
突然雅さんが大声をあげた。それまで冷静に話していた時とは打って変わって、なにもかもかなぐり捨てたような悲痛な声だった。
「どうしてその子なの? あなたと結婚するのは私だったはずよ。あのとき……私がフランスに行くって言ったときにあなたが止めてくれさえいたらっ」
「雅さん……」
髪を振り乱す姿が痛々しい。こんなに感情をむき出しにした雅さんを見たのは初めてだった。
「どうしてそれをあの時言わなかった? 止めて欲しかったならそういえばいい。期待だけして結局なにもしなかったのは、お前だろう? あさ美は違う。いつもちゃんと自分の正直な気持ちを俺にぶつけてきた。何に対しても真剣なあさ美を俺は好きになったんだ」
孝文のストレートな言葉が私の胸を打つ。いつも私をからかうようなことしか言わなかったのに、こんなところで本音を言うなんてズルい。
隣に立つ孝文の真剣な顔を見上げて、私は心が震えるほど感動していた。どうしてもっと早く彼とちゃんと向き合わなかったんだろう。そうすれば、あんな思いをしなくてもすんだのに。