空から雨が降る日。【完】
*~その後のふたり~*



「んん…」

目が覚めてぐいーっと腕を伸ばす。

「…朝、か」

重たい身体を起こし、カーテンを開くとそこには眩しい日差しが降り注いでいた。

「よし!」

パァンと音を立て頬を叩き部屋を出る。

昨日は珍しく夜更かしをしてしまったせいか瞼が重たい。今にも閉じてしまいそうなくらい。

だけど、だめだ、起きろと自分に言い聞かせるかのように洗面所に向かい冷たい水を自分の顔に当てた。

「うぅわっつめた!」

今の季節は11月。
秋といっていいのか、冬といっていいのか微妙な時期で。
そんな時期に冷たい水を浴びたら確実に目が覚める。

おかげで目がぱっちりになった私はリビングに戻って冷蔵庫から卵を取り出した。

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