空から雨が降る日。【完】
お手洗いに行って、はぁとため息をつく。
誰、なんだろう。あの人。
あー…名前なんて言ってた?
…うん、覚えてない。
メニューなんて見てるんじゃなかった。
…ていうか、来るんじゃなかった。
空雨の友達?…いやそれなら私も知ってるはずだ。
いつも空雨の傍にいたんだから。
じゃあ誰?私の知らない人?
わかんない、怖い。…わかんない。
手を洗ってハンカチで拭き、ふぅと息を吐いてから席に戻った。