空から雨が降る日。【完】



「え…っ」

腕を引かれて振り向く。


そこには、さっきの彼がいて。


「あ…、え、っと…」

怒ってる、よね。
水をかけてそのまんま置いてきたんだもん。


だけど

私だって、怒ってる。


「なにやり逃げしてくれてんの」

「…」

彼の言葉に何も返さない私。

それが気に食わないのかまた言葉の雨を私に浴びせる。

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