コクリバ 【完】
ロッカーに入れていたカバンから何気なく携帯を取り出してみると、メールの着信を知らせる表示が出ていた。
軽くそこをタップすると、
『元気か?
明後日、帰る。
予定では15時帰港』
差出人が誰か確認しなくても分かる。
待ちわびた人からの、一番嬉しい連絡。
「ま、真理子先生!」
叫んでしまった私に着替え中の真理子先生が振り返る。
「な、なに?どうしたの、そんなに興奮して…」
「明後日の当番代わってください」
「え?」
「明後日の土曜日のお預かりの当番。代わってください!」
「いいけど、なんで?……って、もしかして高木さん帰ってくるの?」
私は何度も頷いた。首が壊れたんじゃないかってくらいに
「きゃー本当?無理、私も代われない」
「何でですか?今、いいって言ってくれたじゃないですか。代わってくださいよ」
「無理よ。私もお出迎えに行かなくちゃ」
「誰の?」
「山下さんに決まってるでしょ!」
それからも何度もお願いしたけど、真理子先生は絶対にOKとは言ってくれない。
軽くそこをタップすると、
『元気か?
明後日、帰る。
予定では15時帰港』
差出人が誰か確認しなくても分かる。
待ちわびた人からの、一番嬉しい連絡。
「ま、真理子先生!」
叫んでしまった私に着替え中の真理子先生が振り返る。
「な、なに?どうしたの、そんなに興奮して…」
「明後日の当番代わってください」
「え?」
「明後日の土曜日のお預かりの当番。代わってください!」
「いいけど、なんで?……って、もしかして高木さん帰ってくるの?」
私は何度も頷いた。首が壊れたんじゃないかってくらいに
「きゃー本当?無理、私も代われない」
「何でですか?今、いいって言ってくれたじゃないですか。代わってくださいよ」
「無理よ。私もお出迎えに行かなくちゃ」
「誰の?」
「山下さんに決まってるでしょ!」
それからも何度もお願いしたけど、真理子先生は絶対にOKとは言ってくれない。