不思議の国の物語。
「ふぁあぁ~~。」
眠ぃ~……。 そう思いながらもちゃんとお手伝いをした。
「こらぁ~。 何欠伸(あくび)してんねん。」
「そう言いながらも燐火も欠伸してんじゃん。」
「そりゃあ…。 眠いから♪」
「…お前のウインク気持悪ぃな。」
「うるさいよ~。 黒戈もその花気持悪いよ。」
「これはしょうがないっつーの。」
あたしはこの二人を見て仲がいいなぁ~ って思った。
「クスクス。」
「「何笑ってんだ(の)J。」」
「だって…二人で一緒に話してるから。」
そしてあたしはJって奴がそんなにも悪い奴だとは思わなくなった。
「あ,そうそう千世子。 Jはきっと人に操られてると思うわ。」
…いや,お願いだから燐火。 大声でそして本人が居るとこでそんなこと言っちゃダメだろ。
「だよねぇ? J君。」
いや,本当に燐火。 お願いだから。 本人に聞いちゃダメだよ! 
「ちょ,おぃ。 燐火。 こっちこい。」
おぉ。 正義の味方黒戈登場。
…バシッ。「お前,アホか,馬鹿か!」
あれ? 叩いてる音と罵倒だぁ~。
「キャハ♪ 気になっちゃったからだもん♪」
アハハ。 あぁ,もうここから居なくなっていいですか? もう,この二人にはついていけません。
「ハハ。 やっぱ燐火ちゃんは鋭いね。」
…もしかして,本当じゃあないよね? J。 なんか怖くなってきたよ。
「そうだよ。 俺は…操られている。」
「ほぉら。 あってたじゃん。 凄くない?」
「…燐火。 あたしが言いたかったのは…。」
「お前,アホ。 馬鹿。 うっすらとんかち。」
「…黒戈酷いし…。 あたし,泣いちゃう。 で,千世子は何?」
「勝手に泣いてろ。 アホ燐火。」
「…も,いい。」
「あ,話再開させていいかな?」
えぇ。 はい,どうぞ。 すみません。燐火のせいで…。 としみじみと思ってた。 そしてJの過去のことを語り始めた。



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