春、さくら、君を想うナミダ。[完]
確かにロッカーに入れたはずなのに……。
どうしてないの?
周りをキョロキョロしながら、ジャージを探した。
時間ないのに……。
他のクラスの人に借りるっていっても、借りられる人なんていない。
ハルくんに借りるわけにもいかないし。
どうしよう……。
ジャージを探している間に、授業開始のチャイムが鳴ってしまった。
あたしは仕方なく、制服のまま急いで体育館に向かう。
先生に怒られるのは嫌だけど、どうしようもない。
まさかジャージがなくなるなんて……。