春、さくら、君を想うナミダ。[完]






――数日後。



寒い冬の朝は、なかなか布団の中から出る気になれず、



いつもより遅い時間に学校へ着いた。



「はぁ……」



無意識にこぼれるため息は、いつからか癖になっていた。



まだ学校に着いたばかりだというのに、



もう帰りたい気持ちになる。
< 216 / 309 >

この作品をシェア

pagetop