春、さくら、君を想うナミダ。[完]
友達もいない。
クラスの女子からは嫌われている。
でも……あたしにはハルくんがいる。
ハルくんだけが、
あたしのたったひとつの心の支えだった。
「……え?」
下駄箱を開けると、そこにあるはずの上履きがなかった。
キョロキョロとあたりを見まわしてみても、
どこにもあたしの上履きはない。
もしかして、隠されたのだろうか。
ショックでしばらくの間、その場から動けずにいた。