春、さくら、君を想うナミダ。[完]



勇気を出して言ってみたものの、



恐る恐る顔を上げてお母さんの表情を見た瞬間、



言わなきゃよかったとすぐに後悔した。



「どうして?」



お母さんはピリッとした口調に変わり、あたしの顔を厳しい表情で見つめる。



学校でいじめられている。



その一言が、どうして言えないんだろう。
< 261 / 309 >

この作品をシェア

pagetop