真夜中のアリス
「もうやめてよ2人とも!何言ってるの。もう平気だって!普通に朱鳥くんの話をしてよ。あたし、そっちの方が嬉しいから」
平気なふりをして笑顔を作ることはもう慣れた。後はそれを日常にしていくことだけを考えていればいい。あの人だってそう思う筈だ。
「で、でも瑠衣ちゃん」
「ほらつかさ、早くご飯食べないと授業始まっちゃう。遅れたらせっかくレポート書いたのに単位貰えなくなるよ。」
無理やり急かして無理やり会話を切り上げさせる。気まずくさせるのも笑うのも辛いから。
その真意を汲み取ってくれたのか否かは定かではないけれど、これ以上話を続けることはなかった。