真夜中のアリス
頬を叩いて、自分に渇をいれる。キノコの椅子から立ち上がりスカートを翻すと双子たちと目が合う。
「えー。アリス、もう行っちゃうの?」
「白ウサギがどこへ行ったのかが、わからないんじゃなかったの?」
「うん…、けどなんとなくわかる。まあ根拠のない自信なんだけどね。
…正直に言えば、今もどうすればいいか、どっちに行けばいいか迷ってる。」
ばつが悪そうに苦笑いを浮かべてそう告げると、またきょとんとした表情をして、双子同士で顔を見合わせてから直ぐ様視線をあたしに戻す。そして声を揃えて一言。
「「迷ってるぐらいならずーっとずっとここにいれば?停滞を望めば、傷付く事もないけれど成長する事もないけれどね」」