真夜中のアリス

その発言に持っていたティーカップを盛大に落とし割ってしまった。
衣服にかかってしまったが幸い、温く冷めていたので火傷はしなかったようだ。

「ーっ!!冷たっ!!」

「ちょっとアリス!何してるんですかもう…!
ナイトさん、タオルお願いします」

せしわなく動物たちもあたしの周りに集まってきて、囲みその光景をただじっと見ていた。まるで珍しいものを見るような瞳で。

「どうしたの…って、これはまた盛大に溢したなアリス!」

レジーナの言葉通りに直ぐさま白くて大きなタオルを持ってきたナイトさんは、呆れるどころか「全く粗相だなぁ」なんてこれまた豪快に笑いながら割れた食器の後片付けをしてくれている。
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