真夜中のアリス
「お話は終わりましたので。全く森の双子、また動物と喧嘩なんかして…。この間はさくらと子狐がどんぐりの取り合いをしてたから怒ったばっかりなのに」
思い起こす、森の双子たち。無邪気かと思えば真髄を付いてくる不思議な幼子たち。
「あの子たちもお茶会来ればいいのにね。
えっと、そういや確か針鼠やったっけ?さくらが喧嘩したのって。よく動物相手にムキになれるよ」
あたしの隣に座りながら小さく愚痴を溢すレジーナは、瞳に“後で怒らなきゃ”と云わんばかりの眼力を潜めて、眉間に皺を寄せていた。
「あなたも似たようなものじゃないですか。知ってますよ、ウサギさんを夕飯にしてやる!って言いながら追いかけたこと」