☆作詞☆

幼心

いつかの景色を夜空に思い浮かべた
重く夏に溶けたため息
お気に入りのパーカーに深くかぶって
何も見えないように見えないように

目を閉じて歩いた
響き渡る子供の戯れる騒音
僕はただただ夜に孤独
子供にあたしを重ねて

ねぇもっともっともっとを求める
できればそれ以上の好奇心を
なんでこんな囚われの身
ちっぽけな願いですら遠く

ねぇもっともっと子供なことがしたい
ねぇもっともっと愛情が欲しい
ねぇもっともっと抱きしめてさえなんて
子供っぽくて言えやしないや

風鈴の音に暖かい声
甘く甘く冷たくて溶ける音
白雪姫様よ
この世の林檎おひとついかが?

泣いたって叫んだって
叶いもしない現実にあたしは
どれだけどれだけ
苦しめられればいいのでしょう

もっと子供でありたくて
ゴミで煌めく世界に埋もれたくなくて
あたしはあたし変わらないのに
変わると決め付けるのはどうして?

ねぇもっと子供でいたい
戻れるならどこまでも戻りたい
この鳥籠の中からねえ
いつかいつか助けて欲しい

いつかいつかその時は
どうかどうか抱きしめて欲しい
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