天神学園の問題児再来
今日初めて、それが恋だと知りました
「龍馬君!」

ほむらの声が、天神学園の校舎内に響く。

「龍馬君みたいな壊滅的なうつけ者でも、板書をきちんと暗記しておけば、2学期の期末テストも何とか生き延びて、万が一にも補習なんていう氷河期を迎えた恐竜の終焉のような事態は避けられるかもしれないのです!私のノートを見せてあげるから、しっかり予習復讐をするのです!」

復讐は誤字に非ず。

散々な言い草をされながら。

「…お…恩に着るきに…」

胡乱な目をしつつ、龍馬はほむらからノートを受け取った。

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