天神学園の問題児再来
最近何かと、ほむらが龍馬の事を気にかける。

真太郎との決闘直後に紅葉が失踪したせいで、相方とも言うべき人間が、彼女の隣にはいない。

同じ夕城姓の真太郎には、紫陽花という想い人がいるので、女の子のほむらが付き纏うのは、紫陽花があまりいい顔はしないだろう。

必然的に、同じ剣客である龍馬と行動を共にするようになる。

しかし。

「誤字が激しいですね龍馬君!何ですかそのムカデが悶絶したような字は!頭を潰されて狂乱するムカデを彷彿とさせて、怖気が走ります!」

相変わらず壮絶なまでの、ほむらの毒舌。

ノートを書き写している龍馬の眉が、ピクピク動く。

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