世界はまだ君を知らない
第一章
◇また、会えたら
幼い頃、女の子は誰だってお姫様になれると信じていた。
フワフワのドレスに、キラキラのティアラが似合うような、かわいいかわいいお姫様になれるって。
けれど、そんなことは所詮夢。
そして歳とともに知っていく。時には、王子様になってしまうこともあるのだと。
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◇また、会えたら