俺様上司に、跪いて愛を乞え
答えられずにいると、

「そうなんだー…」

と、恵利は納得したように、

「わかる。だって、俺様だしね…新藤部長と言えば…」

ひとり頷いた。

「でもさぁ…よかったね、まゆ。ずっと、好きだったもんね…部長のことが…。…叶って、本当によかったよね」

「うん、ありがとうね…恵利」

そろそろ会社が近くなって、

「部長とまゆのことは、陰ながらそっと見守ってるからさ…」

と、恵利が声をひそめて言う。

「だから、大切にしなよね…」

言って、ヨシヨシと頭を撫でてくる恵利に、

「うん…大切にするね…」

と、笑いかけた先に、会社に向かう新藤部長の後ろ姿が見えた……。



終わり


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