俺様上司に、跪いて愛を乞え

3

「えっ…」差し出された手に戸惑っていると、

無言で手首を引かれ、手を握られた。

「行くぞ…」と、着いたエレベーターに引っ張られる。

「今日は、車で来てるから、駐車場まで降りるからな」

「あっ…はい」

エレベーターの中でも握られたままの手が、じんわり熱くなってくる。

駐車場に降りて、車まで手を引いていかれた。



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