俺様上司に、跪いて愛を乞え
ページ数が多かったこともあって、思いのほかチェックに時間がかかり、いつの間にか残っているのは自分だけにもなっていた。

眠気に襲われながらも、『今日中に直せ…いいな!』という部長の命に何度もお尻を叩かれて、

なんとか明け方近くまで持ちこたえて、ようやく終わらせたのまでは覚えてる。

だけど、その後の記憶がまるでなかった。

プリントアウトした資料を前に、どうやら眠りこけていたらしい私は、

「…北城…おい、キィタァシィロッ!」

という、自分を呼ぶ大声に飛び起きた。

「…は、はいっ!」

ゆっくりと顔を振り返らせてみると、そこには、あの新藤営業部長が立っていたーー。
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