腹黒エリートが甘くてズルいんです
「……え? じゃあ……」
あたしの問いかけにゆっくりと笑顔で頷く菅生さん。
その顔は、とても綺麗に整っていて……それ故に、優しく微笑んでいるはずなのに、じわじわと怖くなる。
酒井くんの、差し金じゃ、ないの……?
信じたくない。認めたくない。そうじゃないなら、どうなるの? まさか……
「今更怖くなった、みたいなの止めてよ? 俺は莉緒ちゃんを狙うって公言して、その上でそっちがホイホイついてきたんだからさ」
「……っ!!」
さらりと、静かに。
菅生さんはさっきまでと何ら変わらない優しいトーンで話すのだけど、その内容が恐ろしすぎて、言い方にも少し毒気が滲んできて思わず息を飲む。
帰りたい。
駄目だ、これ、ダメなやつだ。
辺りが急にしんとした気がする。
ここは割と大きな道なのに、車も人も通らない。いや、通ったところで、イケメンサラリーマンと普通のOLが向かい合っているだけ。なんの事件性もないから、誰も助けてくれない。
あたしの問いかけにゆっくりと笑顔で頷く菅生さん。
その顔は、とても綺麗に整っていて……それ故に、優しく微笑んでいるはずなのに、じわじわと怖くなる。
酒井くんの、差し金じゃ、ないの……?
信じたくない。認めたくない。そうじゃないなら、どうなるの? まさか……
「今更怖くなった、みたいなの止めてよ? 俺は莉緒ちゃんを狙うって公言して、その上でそっちがホイホイついてきたんだからさ」
「……っ!!」
さらりと、静かに。
菅生さんはさっきまでと何ら変わらない優しいトーンで話すのだけど、その内容が恐ろしすぎて、言い方にも少し毒気が滲んできて思わず息を飲む。
帰りたい。
駄目だ、これ、ダメなやつだ。
辺りが急にしんとした気がする。
ここは割と大きな道なのに、車も人も通らない。いや、通ったところで、イケメンサラリーマンと普通のOLが向かい合っているだけ。なんの事件性もないから、誰も助けてくれない。