派遣社員の秘め事 ~秘めるつもりはないんですが~
「あ、そうだ。
さっき、社食に渚とかいう社員の人が居て、お金借りちゃったんですけど。
あの人、何処の部署の人なんですかね?」
「知らないの? 総務~」
と言ってくるが、来たばかりの派遣社員だからな、と思っていた。
「渚ねえ?
そんな名前の奴居たっけ?」
変わった名前だから印象に残りそうだが、まあ、こんな大きな会社だからな。
「どんな奴?」
と問われたので、うーん、と考え、
「……私の好みじゃないんですけど。
なんか凄いイケメンですよ」
と言うと、
「好みじゃないんですけどって、なに?」
と苦笑いしながらも、
「そんな奴だったら、知ってると思うけどねー」
と言っていた。
「その人、この間は駐車場で煙草吸ってたんですけどね」
「ああ、今、何処も禁煙禁煙うるさいからね。
でも、よく知らない男にお金借りない方がいいよ。
借金のカタに買われちゃったらどうするの?」
「……160円ですよ?」
と言いながらも、まあ、子供は産まされそうになりましたけどね、160円で、とは思っていた。
さっき、社食に渚とかいう社員の人が居て、お金借りちゃったんですけど。
あの人、何処の部署の人なんですかね?」
「知らないの? 総務~」
と言ってくるが、来たばかりの派遣社員だからな、と思っていた。
「渚ねえ?
そんな名前の奴居たっけ?」
変わった名前だから印象に残りそうだが、まあ、こんな大きな会社だからな。
「どんな奴?」
と問われたので、うーん、と考え、
「……私の好みじゃないんですけど。
なんか凄いイケメンですよ」
と言うと、
「好みじゃないんですけどって、なに?」
と苦笑いしながらも、
「そんな奴だったら、知ってると思うけどねー」
と言っていた。
「その人、この間は駐車場で煙草吸ってたんですけどね」
「ああ、今、何処も禁煙禁煙うるさいからね。
でも、よく知らない男にお金借りない方がいいよ。
借金のカタに買われちゃったらどうするの?」
「……160円ですよ?」
と言いながらも、まあ、子供は産まされそうになりましたけどね、160円で、とは思っていた。