派遣社員の秘め事 ~秘めるつもりはないんですが~
だが、謎の男に金まで借りて買ったのにっ、と心の中で嘆いていると、真知子はさすがに哀れに思ったのか。
「いや、……あのさ、私と出会ったとき、それ、もう溶けかけてたわよね」
と一応、反論したあとで、
「それ、名前書いて給湯室の冷凍庫にでも入れときなさいよ。
ああ、名前書いとかないと誰かが食べるわよっ」
と親切に教えてくれる。
「あ、ありがとうございます~っ」
と感謝していると、
「はあ……。
もう、わかったわかった。
じゃあね」
とまだ帰られないらしい真知子はなにかを諦めたように言って、行ってしまった。
意外といい人だ、と思いながら、素直に給湯室に戻る。
アイスを凍らせたあとで、ちょっと社食の前を通ってみたが、もう渚は居なかった。
あの人、此処でアイス食べて帰ったのかな。
あのそんなもの食べそうにない外見で、高校生とかが好んで買うようなアイスをひとりで食べてたのかと思うと、なんだかちょっと笑ってしまった。
「いや、……あのさ、私と出会ったとき、それ、もう溶けかけてたわよね」
と一応、反論したあとで、
「それ、名前書いて給湯室の冷凍庫にでも入れときなさいよ。
ああ、名前書いとかないと誰かが食べるわよっ」
と親切に教えてくれる。
「あ、ありがとうございます~っ」
と感謝していると、
「はあ……。
もう、わかったわかった。
じゃあね」
とまだ帰られないらしい真知子はなにかを諦めたように言って、行ってしまった。
意外といい人だ、と思いながら、素直に給湯室に戻る。
アイスを凍らせたあとで、ちょっと社食の前を通ってみたが、もう渚は居なかった。
あの人、此処でアイス食べて帰ったのかな。
あのそんなもの食べそうにない外見で、高校生とかが好んで買うようなアイスをひとりで食べてたのかと思うと、なんだかちょっと笑ってしまった。