派遣社員の秘め事 ~秘めるつもりはないんですが~
パタン、とドアが閉まる音が微かに聞こえたとき、脇田のスマホが鳴り出した。
ポケットから取り出し、その表示を見る。
「おや、悪霊から電話が」
と脇田は笑った。
『何処だ、亨(とおる)』
と電話の男は言ってくる。
ちょうど来たエレベーターに乗りながら、
「……いや。
タチの悪い悪霊に魅入られたお姫様のところだよ」
と笑うと、何処のファンタジーだ、映画でも見てんのか、と言われる。
『あの悪霊は私を孕ませようとしていますっ』
という蓮の言葉を思い出し、吹き出しそうになった。
ポケットから取り出し、その表示を見る。
「おや、悪霊から電話が」
と脇田は笑った。
『何処だ、亨(とおる)』
と電話の男は言ってくる。
ちょうど来たエレベーターに乗りながら、
「……いや。
タチの悪い悪霊に魅入られたお姫様のところだよ」
と笑うと、何処のファンタジーだ、映画でも見てんのか、と言われる。
『あの悪霊は私を孕ませようとしていますっ』
という蓮の言葉を思い出し、吹き出しそうになった。