愛し、愛されたのは優しい死神でした。

私が料理を覚えたいって言ったらこんな日課が根付いたんだけど。まず律さんが味見して次に私が味見をする流れ。

「…どうですか?」

『わぁ…美味しい♪今日ミネストローネなんですねっ♪』

「トマトの大量消費の為に♪よしっ,じゃこれで完成ですね♪」

『………』

こんな毎日もいつかは終わっちゃうんだろうな…。
あとどの位の時間が私には残されてるのだろう―。
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