愛し、愛されたのは優しい死神でした。
“ 誕生日 ”。この単語を何年気にしてなかっただろう。お姉様が出ていく前までは忘れなかったし、淡い期待も持ったりしてた。
でもお姉様が出て行ってからは気にもしなくなったっけ…。
『…っ…じゃあもしかして…!これって…私の為に…』
思わず目を見開いた。
律さんが私の為にこんな素敵なサプライズをしてくれたのが嬉しくて、信じられなくて。
「一応…誕生日ケーキ。普通のケーキも考えたんだが…プリンの方がすぐ出来るし、バレにくいかな~…って思ってな♪」