愛し、愛されたのは優しい死神でした。
「あ~…いや~~…社交ダンスの練習がしたいって言われたから~…♪ねっ?!ルナ!!」
なんて苦しい言い訳なんだろう…。飛んでくるアイコンタクトは話を合わせてと言っているようだけど律さんに通用するわけ無いじゃん…!
『…あのっ…』
「へぇ♪?…座りながら社交ダンス?…苦しい言い訳だな。社交ダンスなら…俺の方が適任だろ♪」
不適に笑い律さんは、そっと私の手を取ると、ぐいっと引き寄せて立ち上がらせるとそのまま抱き寄せた。
『…わっ…』
一瞬で律さんの腕の中に閉じ込められてしまい…おまけに顔が近い…。私との身長差はかなりあるから正面に顔は無いけど、少し顔を上げると形の良い唇が側にあった。