愛し、愛されたのは優しい死神でした。

「油断も隙も無いな。…岳、次はお前がお呼び出しだぞ」

「俺が?!…何も通信機は何も反応してないみたいだけど…。」

「行けば直ぐに分かる。…早く行け」

「??う~ん、解った。」

岳はゲートを開き死神の世界へと戻ってしまった。…そして今は律さんと二人きり…。

密着していた体は自然に離れ普通の距離感になった。律さんは私に背中を向けて窓の外の景色を眺めているようだ。

その間、お互いに口は開かずに、ちょっとした無言の時が流れる。
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