愛し、愛されたのは優しい死神でした。

目覚めた朝。


☆ルナside☆

陽の光が目に入ってきてあまりの眩しさに布団を被る…。

―あれ?昨日は確かソファに寝たはずなのに…。もしかして寝惚けて歩いてベッドに移動したのかな…?

それと不思議な事がもう1つ。
今日は何故かいつもよりよく眠れた感じがする。頭もスッキリしてるし体も若干軽い。

軽く伸びをしてから起き上がると更に異変を感じた。
視界の片隅に黒い何かが見える。…私の部屋には黒い何かは無い。それは断言出来る!

って事は…自分の隣に―何かが居る―?
まさかまた…?!!
再びあの光景を思い出し悲鳴を上げた。

『…きっ…きゃぁぁぁぁっ!!』
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