心に届く歌
「シエル様、これを飲めば大丈夫ですよ」
軽く検査をしたドクは、シエルに薬を渡す。
飲んだシエルは数分後、痛みが治まったのか眠ってしまった。
「微熱程度ですが…だいぶ体が熱いですね。
これ以上熱が上がる可能性があります」
「顔色悪かったから…無理していたのかな」
今日は学校お休みだな…。
あとでアンスに連絡をしておかないと。
「額にタオルを乗せ、出来る限り熱を下げた方が良いですね。
水とタオルを用意してきます」
前髪を上げたくないシエルは、額に貼る熱を冷ますシートを嫌い、拒否をする。
そのためタオルと水が必要で、ドクが部屋を出て行った。