地味男の豹変〜隠された甘いマスク〜
お風呂から上がると冷蔵庫から缶ビールを取り出して、仁王立ちでそのままビールを胃に流していく。
誰も居ないからこそこんな格好で飲める。
そして私はソファーに座った。
何だかご飯を作るのも疲れるな……。
そう思って暫く考えて、久しぶりにピザを頼むことにした。
電話をして注文をし、ピザが来るまでテレビを見ながら飲んでいた。
そして一時間が経った頃、家のインターフォンが鳴り、財布を持って玄関まで行って玄関を開けた。
「お届けでーす」
「えっ、何で!?」
見るとそこにはピザの箱を持った陽が立っていた。
「玲美の家に着いて車を降りたらちょうど宅配の人が来たから支払い済ませて俺がピザを受け取ったんだよ」
「あ、ありがとうって私が言いたい事はそんな事じゃなくてどうして陽は家居るの?」
私がそう言うと、陽は中に入り玄関の扉を閉めて私に近づくと言った。
「そんなの、玲美に会いたいからに決まってるだろ?それ以外に理由なんてないから」
そう言われてそのまま唇を奪われた。
そして唇を離した陽は言った。
「どうせ一人で全部は食べれないだろうから俺が半分食べてやる」
そう言って靴を脱ぐとリビングまで歩いて行く。
私は何も言わずに陽の後を追ってリビングに向かった。