ブラッド
第40章
     40
 一日の捜査が終わると、またG県警の所轄に戻る。


 事務作業などをこなし、午後8時過ぎには署を出て、自宅マンションに帰っていた。


 家には単に寝に帰るだけだ。


 疲れていた。


 体も重たいのだし……。


 朝起きたら、スーツに着替えて、コーヒーを一杯飲む。


 軽く朝食を食べて、出勤した。


 単調な日常の繰り返しだ。


 だが、これが人間社会の現実だと思える。


 長時間拘束されて。


 時が流れて、一週明け、新しい週の木曜になった。


 朝起きて、所轄の捜査本部へと向かう。

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